仏教経典を書写することを写経といいます。写経することについては、お経を受持すること、読誦することなどと合わせて、いくつかの経典でその功徳が説かれています。こうした功徳を積むだけでなく、写経することによってお経の心に自然と触れて、心に平安をもたらすことから、写経は広く人々に浸透しました。
写経というと「般若心経」の書写を思い浮かべることでしょうが、もともとは広く経典を書写することを指しています。そのため、「般若心経」に限らず、それぞれの信仰する経典の書写も盛んに行われていました。

昔から、篤信の僧俗が集い、先祖の菩提のために、あるいは滅罪のため、病気平癒のため、令法久住のためなど、各自が志すところの願いを込め経を書写し、あるいは読誦し、あるいは経典を講釈するための「写経会」という法会がしばしば催されていました。
現在でも「般若心経」の写経を中心に、心身修養のための実践修行の一つとして、写経は盛んに行われています。総本山善通寺でも、皆さまが気軽に写経できる機会として、月1回、写経会を開いています。

参加を希望される方へ
写経会は、下記のように毎月21日に開いています。当日は午前10時より僧侶により御法楽と法話があります。なお、会場は午前9時から12時までご利用できます。

日時 | 毎月21日 午前10時~ |
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場所 | 総本山善通寺 遍照閣2階 境内マップはこちら |
参加料 | 無料
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お問い合わせ先 | 総本山善通寺 電話:0877-62-0111(代) |